獄中記/佐藤優
今日紹介するのはこちらの本です。
2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕された佐藤優さんの、獄中での生活や思索を記したノンフィクション作品です。
佐藤優さんの本は好きで、10冊以上読みました。
大学院神学研究科や外交官時代の体験をバックグラウンドとし、人間の内面に対する鋭い洞察を行っている点などが特徴かと思っています。
あくまで結果論ではありますが、佐藤さんはこの事件をきっかけに、作家として第二の人生を歩むことになりました。
逆境という言葉が適切かどうかは分かりませんが、人生の転機となる事象に遭遇したとき、いかにそれを乗り越え、自分の糧にしていくかということを考えるきっかけになる一冊だと思います。
興味のある方は是非。
次回もお楽しみに。