沢田マンションの冒険/加賀谷哲朗
以前、仕事文脈vol.5を紹介したときに高知県の軍艦島マンションについて触れたのですが、今回はズバリそのマンションを紹介した本を紹介します。
著者の加賀谷さんは、大学院時代に沢田マンションに出会い、その調査の成果を修士論文にまとめられたそうです。
仕事文脈vol.5の記事では軍艦島マンションとして紹介しましたが、沢田マンション(通称「沢マン」)という言い方の方が一般的のようです。
ざっくり言うと、沢田マンションは高知県在住の沢田夫妻が40年以上前に着工したセルフビルドのマンションです。
屋上部分には樹木が立っていたり、水田があったり、池で鯉が泳いでいたりするようで、とにかく素敵なマンションです。
建築基準法上の諸問題はあるみたいですが、それらを超越した存在として多くの人から支持されている点は非常に興味深いです。
ちなみに、文庫版の巻末には仕事文脈vol.5で紹介した「蟻鱒鳶ル」の岡啓輔さんがエッセイを書かれています。
では、次回もお楽しみに。
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