仕事漂流/稲泉連
今日は文春文庫から出ている「仕事漂流」を紹介します。
元は2010年に刊行された本で、2013に文庫版が出ました。
刊行時30代前後の、いわゆるロストジェネレーション世代の方8名を紹介した内容になっています。
中央省庁や都市銀行など、一般的には「勝ち組」と言われている人が、自分の生き方を模索し、転職していく姿が紹介されています。
自分よりやや上の世代の方になるのですが、その生き方や考え方は共感する点が多くありました。
印象に残った著者の方の言葉を紹介します。
どんなに不安でもーあるいは不安だからこそ、次々と生じるそれを振り切るようにして、若者たちが立ち止まらずに走り続けること。「働くこと」に対するそのような姿勢を強く欲しているのは、”いま”というこの低成長の時代そのものかもしれない、と。
気になった方は是非。
ちなみに、私はブックオフで108円で買いました。
では、次回もお楽しみに。