地方在住。

地方から、いろいろな場所へ出かけます。読んだ本や買ったモノの紹介も。

歩きながら考える step5

今日は「歩きながら考える step5」を紹介します。

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特集は「答えがすぐ見つかる、にはもう飽きた。」です。

 

個人的には、当時建設中だった東京スカイツリーを主題とした「見える景色を噂しよう」の記事が印象に残っています。

 

その他、源氏物語の京都と現代の東京の地図を重ねて、平安京をイメージしながら東京を歩く、という「東京地図遊び」の記事や、渋谷慶一朗氏、李明喜氏、内沼晋太郎氏の鼎談など、興味深い内容が盛りだくさんです。

 

それでは、次回もお楽しみに。

 

 

マチボンVol.2 愛媛食堂ノスタルジー

今日紹介するのは、以前京都の恵文社で買ったこちらの本です。

https://instagram.com/p/4wK91RhAzA/

愛媛の食堂を紹介した本ですが、ひとつひとつのお店をものすごく丁寧に紹介している点がとても良いです。

 

写真もおいしそうなものが並んでいますが、タウン情報松山に掲載された記事を基にしたイラスト風の紹介記事も素敵です。

 

愛媛には一度しか行ったことが無いのですが、また行きたくなりました。

 

次回もお楽しみに。

 

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ちなみに、愛媛に行ったときの写真はこちら。

restructure.hatenablog.com

 

共食い/田中慎弥

今日紹介するのはこちらの本です。

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 田中慎弥さんの芥川賞受賞作です。

 

十七歳の遠馬を主人公とした、川辺の田舎町を舞台に繰り広げられる物語です。

個人的には、舞台となる田舎町、そしてそこに住む登場人物の方言が独特な世界観を作り出している気がします。例えば以下のようなやり取り。

「あんたはあいつに似ちょるけ、吸わんのじゃね。酒はね?」

「なん言いよるん。息子に煙草と酒、勧める親が、どこにおるんか。」

「勧めんでも、どっちかか、両方か、そのうちやるようになるっちゃ。」 

 

標準語で語られる都会を舞台にしたお洒落な物語に飽き飽きしている方には是非お勧めしたい一冊です。

 

次回もお楽しみに。

「3分、」vol.3-山田-

以前、京都の恵文社で買った「3分、」のvol.1を紹介したのですが、今回はvol.3を紹介します。

 https://instagram.com/p/4txSjtBA6i/

Instagram

同じく恵文社で買いました。

 

執筆者の山田さんはマサチューセッツ州在住ということですが、この文章はニューヨークやマンハッタンが舞台になっています。

 

短い文書でテンポよく、疾走感のある感じで読みやすかったです。

写真や絵も素敵なので、興味のある方は是非。

 

次回もお楽しみに。

 

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前回の記事はこちらです。 

local.hatenablog.jp

 

 

ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を/菊地敬一

今日紹介するのはこちら、自分もよく行くヴィレッジ・ヴァンガードを創業した菊地敬一さんの本です。

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2005年に発売された本のため、今ではなかなか手に入らないかもしれません。私はブックオフで460円で買いました。

 

創業から複数店舗を出すに至るまでの話やPOP添削講座、お悩み相談室など、短い複数の章で構成されており、読みやすいです。

後半に行くにつれて、だんだん面白くなっていく感じです。

本屋の経営に関することも書いてあり、本屋好きの人にもお勧めできます。

ヴィレッジ・ヴァンガードが好きな人は是非。

 

次回もお楽しみに。

清貧の思想/中野幸次

今日紹介するのはこちらの本です。

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バブル崩壊後の1992年に書き下ろされた本で、私はブックオフで108円で買いました。

かなり前に刊行された本ながら、内容は現在でも十分読めるものです。

 

内容としては、物欲を無くし、心を豊かにすることを実践した古人の思想を紹介するようなものになっています。

まずは、以下の文をお読みください。 

所有が多ければ多いほど人は心の自由を失うのである。(略)大邸宅を営めば、その維持管理に大勢の人を使い、維持するだけで終日心を労さねばならなくなる。(略)そもそもがそういう大邸宅の暮らしを維持するには莫大な経費がかかり、それをつくりだすためにもますます財を稼ぎだすための働きをしなければなるまい。まことに愚かなことである。人は所有が多ければ多いほど所有物に心を奪われて、心は者の奴隷となってしまう。 

また、著者は出家した鴨長明について以下のように紹介しています。

これを現代のこととして言えば、会社人間としてひたすら会社のために働きつくして来た人が、社内の人事や組織と衝突して、そのままならぬことに絶望し、会社勤めのごときことに望みをかけることなく、一念発起してどこか過疎村の廃屋にでも住み、だれにも拘束されぬ自給自足の百姓生活を始めるようなものだろうか。 

思想自体は現代でも通じるところがあるのではないでしょうか。

 

気になる方は是非お読みください。

 

次回もお楽しみに。